Black American

Black Americanとは!?

 

アフリカ出身の黒人もしくはその子孫。アフリカン・アメリカン、アフロアメリカン 、アメリカ黒人とも言います。

正規表現はアフリカンアメリカンだが、アフリカは昔の事過ぎるなど呼び方に疑問の声も上がっているようです。

 

History

 

イギリスは1800年頃からアフリカ大陸で暮らす黒人たちを金、暴力などで捕らえ、奴隷としてアメリカに販売し、大きな利益を上げました。アメリカ合衆国南部では黒人奴隷を多く買い入れ、開拓のために農業の働き手として利用したのです。人間ではなく、単なる労働力として扱われていました。しかしながら南部にも人道的見地から黒人奴隷反対派の住民も多く、奴隷撤廃派の多かった北部への逃亡を手伝う事もありました。

19世紀中期の北部は工業発展に着手したばかりで、豊かな南部との経済格差があり、南北の対立は増す事になります。そのため黒人奴隷を労働力として利用する南部のやり方に異を唱える奴隷反対派が北部の住民に多かったのです。

そのため1860年の大統領選挙で奴隷制が大きな論争となり、結果奴隷反対派である共和党のエイブラハム・リンカーンが当選を果たしました。

 

                              

                エイブラハム・リンカーン                   南北戦争

 

しかし、奴隷制度が廃止されると労働力確保に大きな問題が生じるとともに、これまで奴隷として抑圧されてきた黒人の不満が爆発し暴動に発展する事も少なくありませんでした。遂には南北戦争が開戦しました。結果は北部が勝利し奴隷解放宣言により、南部で奴隷として扱われた黒人たちが解放されたのです。

 

時代を変えた2人

 

                          

            キング牧師                                                マルコム・X

キング牧師とは!?

 

 アメリカの黒人公民権運動のために尽力した牧師です。演説 "I have a dream" が有名であり、ノーベル平和賞受賞者。非暴力

抵抗運動の先頭に立って闘い、志半ばで凶弾に倒れる事になります。一月第三月曜日は彼の偉業を称えるアメリカの祝日になっています。

 

Even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream.

私たちには今日も明日も困難が待ち受けている。それでも私には夢がある。

I submit to you that if a man hasn’t discovered something that he will die for, he isn’t fit to live.

そのために死ねる何かを見つけていない人間は、生きるのにふさわしくない。 

 

マルコム・Xとは!?

 

米国の黒人運動指導者で本名マルコム・リトル。黒人運動団体であるブラック・ムスリムで活躍したが,1964年過激な

言動を非難され脱退しています。のちに独自の組織〈ムスリム・モスク〉と〈アフリカ系アメリカ人統一機構〉を設立しました。

 

The government is responsible for the oppression and exploitation and degradation of Black people in this country. This government has failed the Negro.

この国では、黒人への弾圧、搾取、汚職が職務だ。この政府は、ニグロを見捨てた。

Education is our passport to the future, for tomorrow belongs to the people who prepare for it today.

教育こそが未来へのパスポートだ。明日という日は、今日準備をする人たちのものである。

 

Culture

 

Motown Records

 

                               

 

デトロイトを本拠地に構えるソウル最重要レーベルの一つです。ベリー・ゴーディが1959年設立しました。軽快で親しみやすい

「モータウン・サウンド」が広く受け入れられて60年代に一大レーベルに成長しました。ソングライター/プロデュースチーム

のH=D=HやThe Corporationによるヒットの数々は現在のポップスの一つの基盤となっています。初期は徹底した管理

体制のもと、アーティスト自身による自由表現よりも戦略主導でリリースを重ね成功していったが、70年代に入ると

マーヴィン・ゲイをはじめとするニュー・ソウル勢により管理体制は徐々に崩れていきました。 

 

                                                      

      The Supremes 『Baby Love』             The Temptations 『My Girl』

 

Furniture

 

                              

 

50s、60sミッドセンチュリー

 

実写ではありませんが、当時のイラストがあったのでご紹介します。

左のイラストには大きな2Pソファがあり、後方のチェア、テーブルと同系色で揃える事でお部屋に統一感が生まれています。また、壁も同系色の濃い色を使うことで全体の印象がぐっとメリハリのある空間に。

スタンドライトなどで高さを持たせ、上へ目線が行き全体を見渡せる飽きのこない空間が生まれます。

 

右のイラストには、背丈の半分ほどまで下げたペンダントランプが2つ。シンプルな空間ながらバランスが良く、上流階級の贅沢な暮しがみてとれます。レザーの1Pソファの横にはグラステーブルを置き、自分だけのリラクゼーション空間といったところでしょうか。上記でご紹介したThe Supremesのメンバーのような容姿の女性が。もしかしたらThe Supremesもこのような空間で過ごしていたかもしれません。

 

非常に人気の高いミッドセンチュリー。40s頃に生まれ、数々のデザイナーが生まれ活躍しました。代表的なのはイームズなど今日ではミッドセンチュリーの巨匠とも呼ばれる代表的な存在となっています。

 

                      

 

50sの代表的なものと言えばダイナーも有名です。

ダイナーとは!?

 

アメリカ特有のプレハブ式レストランの事を差します。ロングアイランドやニューヨーク、ニュージャージー州などのアメリカ東海岸北部に多く、今現在でも見られます。プレハブ式でない一般的な建物でも伝統的なダイナーの料理を提供するレストランがダイナーと呼ばれています。ダイナーの特徴は主に、アメリカ料理を中心としたメニュー、カウンターのある店内、深夜営業となっています。

 

当時使われていたテーブルセットなど現在でも人気があります。ダイナーの空間を真似た洋服屋さん、飲食店など良く見かけます。

 

                        

 

こちらは50sのテーブルセット。

ダイナーな雰囲気も感じるお部屋のコーディネートです。50sの特徴でもある淡い色味で優しい空間となっています。お店のような雰囲気になりがちですが奥に飾られた観葉植物などうまく配置する事で落ち着きのある個性的なお部屋となります。ダイナーの多くは床面がタイル張りですが、フローリング、ラグなどを絡める事でまた新たな表情が生まれます。

 

年代別のスタイリング、社会情勢やカルチャーなどは改めて特集したいと思います。

 

今日こそオバマ大統領やスポーツ、アーティストなどの活躍がありますが過去の歴史背景を知る事は大切な事です。しかしながら今でも差別などは残り、黒人青年が白人警察官に理由なく射殺されるなど残念なニュースも多いです。また、貧困の格差などもあり、平等な社会とは言えません。それでも彼らが作り上げてきたライフスタイルやカルチャーは多くの人々の共感を集め、絶大な支持を集めています。ルイ・アームストロング、ダイアナ・ロス、ジャッキー・ロビンソン、マイケル・ジャクソン、マイケル・ジョーダンなどレジェンド達を上げるとキリがありません。

 

 

 

big up!!!!!
 
Black Americanについては過去のBlogでもご紹介しています!!
こちらからどうぞご覧下さい。
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